eco gallery Photographer's thoughtful vision. The theme of eco gallery is always a living earth.


STAY HOME
drifting
by KURIHARA Osamu

写真 栗原 論



キュレーター・コメント
Curator Comment

子どもたちの眼差し、彼らの視線の先に広がる世界、
それが常に好奇心や想像力を掻き立てるものであって欲しいと。

見慣れ景色や日常のさりげない仕草の中に、彼らが発見する世界のかたち
そのキラキラした視線の先に
過ぎ去った懐かしい記憶、掛け替えのない瞬間が蘇ります。

空を流れる雲の動き、コンクリート壁に刻まれる光と影、午後の日向の匂い。
漂流のような思えた2020年の日々、
ただ、この時間にも信じるに値する人生の時間があったことを写真たちは語りかけます。

後ろ向きのやり方では、とても生きては行けないよ。
分かるかい。
毎日が新しい一日なのだから。
ボブ・マリー(1945-1981)

太田菜穂子

-

I wish, the world, like seen with children’s eyes, to be inspiring, arousing their curiosity and imagination,
just as before. In a familiar scenery or in ordinary behavior, they discover new and unexpected perspectives.

We remember our irreplaceable, nostalgic memories of a time gone by.
The floating clouds dotting the sky. The lights and shadow carved on the concrete wall
and the fragrant smell of sun-drenched place in the afternoon.
Nothing special, but so precious.

The days of 2020 seemed just like drifting by.
I have now realized that they were also invaluable and lasting moments of my life.

These photos are telling us about essentials of life in a subtle manner.

Say you just can’t live that negative way.
You know what I mean.
Make way for the positive day. Cause it’s a new day.
Bob Marley
(Jamaican singer, songwriter, one of the pioneers of reggae)

Naoko OHTA
 
公文 健太郎
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ギュンター・ツォーン
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公文 健太郎
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小島 康敬
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新藤 琢
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宇壽山 貴久子
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鷲尾 和彦
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叶野 千晶
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森田 友希
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森田 友希
未来の森 timescapes by Yuki Morita
栗原 論
丸の内 × eco gallery by  Osamu KURIHARA
本城 直季
渋谷 × eco gallery by Naoki Honjo
渡辺 一城
羽田 × eco gallery by WATANAVE Kazuki
牧野 智晃
日本橋 × eco gallery by Tomoaki MAKINO
大西 みつぐ × ジェレミ・ステラ
「紙ヒコーキをそっと開いてみたい。」OHNISHI Mitsugu x Jeremie SOUTEYRAT

新藤琢「それは話し始めた」

朝起きて、外が晴れているのと雨が降っているのとでは、その日の気分も違ってくるだろう。だからといって、どちらがいい天気かというのは、一概には言えない。雨音にも安らぎを感じる趣きがあったり、晴れれば日焼けが気になったり。誰にでも当てはまる状況を誰もがぞれぞれに主観して、天気を感じ取っている。

私の写真は、そんな天気のような存在だと思っている。

ふとした光景の中に、キラっと光るサインを感じ取ることがある。目の前にあるのは、決定的瞬間でも何でもない、漠然とした静かな光景だ。しかし、ある「何か」を孕んだ光景だ。ひらめいたように撮ると、写真には「何か」が映り、その「何か」が自分に語りかけてくる。そこに私の主観はない。写真の声を聞きながらやっと私は自分自身を推し量っているのかも知れない。

エコギャラリー:新藤琢作品へ

新藤琢

広川泰士作品タイトル

僕の生まれ育った家は、海辺の町にあり子供の足で15分程歩いてよく海岸へ遊びに行った。海に近づいて来ると地面は砂が混ざり始め、潮の香がしてくる。やがて足元は砂に埋まり、砕ける波の音を聞き、風を感じながら緩い斜面の松林を抜けると光る海が拡がり、ガランとした砂浜には潮風に洗われた木造りのブランコ。ダボハゼや貝、ウニ、イソギンチャクがいる磯や岩場も恰好の遊び場だった。中学生になったある日、暫く振りに海岸へ行って愕然とした。松林も磯や岩場も消え、全てコンクリートで埋め尽くされていた。1960年代前半の事である。以来40年余り、当時出来た海沿いの道路は既成事実の風景として其処にあり、以前の佇まいを想像する余地はない。飽く無き作業は、今も延々と既成事実の風景を造り続け日本全土を被い尽くそうとしている。ただ、人間の意図に反して自然に戻ろうとする力がある事も忘れてはならない。(広川泰士)

エコギャラリー:広川泰士作品へ

広川泰士作品

杵嶋作品タイトル

私たちが生命を与えられ、育くまれ、そして土に帰る場所、地球。つまり地球とは、私たちにとって出生地であると同時に、終の住処でもあるのです。生涯にわたって一瞬も途切れることのない絆によって結ばれた場所である地球の風景を、杵嶋宏樹さんは12枚の透明な光で貫かれたイメージで表現しました。“地球の姿”を表現する方法は無数に存在します。ただ、ここにある風景のように、切なく、懐かしく、響き合う風景の連なりは希有でしょう。ひたひたと満ちてくるさまざまな感情、喜び、怒り、哀しみ、楽しさ、“咲きに行く〜harmony scale〜”は、調律された地球の色とかたちが、瞬間凍結のような鮮度をもって保たれています。こんなふうに誰かに、何処かに繋がってゆける景色がこの地球にいつまでも存在することを祈りましょう。(太田菜穂子:キュレーター)

エコギャラリー:杵嶋宏樹作品へ

杵嶋宏樹

井上佐由紀作品タイトル

地球の大きな動きと自分がここで見ているコトが繋がっている、井上佐由紀の写真は"連鎖する世界のかたち"をシンプルに見せてくれる。焦点が定まったその視界の幅と奥行き、整理された色彩、確かな構図、しかし何よりも強く伝わってくるのは、誰にも覚えがある、過ぎ去った大切な記憶だ。忘れかけていた個人の大切な思い出のシーンが"地球の今"と重なり合う時、次に繋がるアクションへのボタンが押されるのかもしれない。(太田菜穂子:キュレーター)

エコギャラリー:井上佐由紀作品へ

井上佐由紀

 

eco gallery
地球を見つめるまっすぐな眼差し。
そこにある現実を写真というメディアを通じて全身で受け止める写真たち。
このギャラリーの被写体はまぎれもなく、生身の地球です。
太田菜穂子(おおた なほこ)

キュレーター/ GALLERY 21 ギャラリスト/World Photographic Academy メンバー
フランスとのネットワークを基盤とし、GALLERY 21 (1998年スタート)で現在までに70近くの写真展を企画。
これと並行し、企業や国内外のブランドとのコラボレーションによる文化、アート、
環境関連プロジェクトをトータルにプロデュース。