~地球の声に耳を傾ける~エコピープル

 

2023年夏号 Ecopeople 96亀山章さんインタビュー

日本全国を舞台にさまざまな自然保護活動を展開する日本自然保護協会(The Nature Conservation Society of Japan)、その守備範囲は実に広範囲です。各地域に固有の自然を守る活動を実現するための保全管理と仕組みづくり、自然と人とをつなぐボランティアリーダー・自然観察指導員の養成。絶滅危惧種の保全活動としては、四国のツキノワグマ保全のための啓発活動や、草原のチョウ、生態系ピラミッドの頂点に位置する猛禽類イヌワシの生息地創出。海では、サンゴ礁や砂浜の保全活動、そして生物多様性と人々の営みとのバランスを図るための道筋を地域の漁師さんたちと模索。さらには自然保護に関する法律の動向を監視し、政治家へのロビー活動や政策提言、そして国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)の事務局も担うなど、世界にもダイレクトにつながった太いパイプを持ち、自然保護における包括的な活動をダイナミックに実施しています。

協会役員や参与に名を連ねている方々の顔ぶれも実に多彩で、専門分野を縦断した学術研究者、メディア、企業、建築家、弁護士、ミュージシャン、博物館学芸員など、協会の活動趣旨「自然のちからで、明日をひらく。」に心から賛同されての有志たちが参加されていることが伝わる名前が並びます。
梅雨明けを実感する猛暑に見舞われた7月の昼下がり、編集部は東京都中央区新川の協会本部に伺いました。

取材日|2023年7月11日
取材場所|日本自然保護協会本部
インタビュー・テキスト|太田菜穂子
写真|宇壽山貴久子









亀山章さん
インタビュー
コラム

亀山章 KAMEYAMA Akira
公益財団法人日本自然保護協会理事長

東京大学農学部農業生物学科卒業後、厚生省国立公園局技官、信州大学農学部助教授、教授を経て、東京農工大学農学部教授ののち同大名誉教授。
専門は、造園学、景観生態学、地域計画学、環境緑化工学、森林科学。動物に対する価値観を研究する「動物観研究会」の代表も務める。