Symposium 2017 私たちの未来
『エコビーイング』は今年、準備年も含めると19年目に突入しました。
私たちは今、創刊時の志に今一度立ち返り、その軌跡を辿るべきタイミングにあると感じています。
19年の間にインタビューをさせていただいた方々は実に128名。
その中には既に物故者となられた方もいらっしゃいます。
ただ、これら全てのかけがえのない出会いを通して、エコビーイングは未来にむかって希望を持つために必要なヴィジョン、
“地球と共生するとは、どのようなことなのか?”という本質的なテーマについて、常に真剣に考え続けることができました。
名実共に、世界が大きく変化しようとする今年、足掛け20年にわたる時間の中で問いかけ、
答えを求め、さらに考え、そして実行されてきたさまざまな努力と研鑽の過程。
未来の地球に、より幸せで、充実した時間が流れることを願って、シンポジウムの開催いたします。
概要
開催日|2017年6月1日(木)

     12:30 開場
     13:00 受付開始
     13:30 スタート
     17:00 終了
     17:15〜18:30 懇親会

会場|日本工業倶楽部 大会堂
    100-0005 東京都千代田区丸の内1の4の6 Tel: 03-3281-1711(代表) Fax: 03-3281-1797

定員|100名

参加費|無料

主催|エコビーイング編集部/株式会社クレー・インク
協賛|JFEホールディングス株式会社/株式会社 LIXIL/大丸鐵興株式会社
   藤原良康/藤村聡/太田裕之
協力|JFA 公益財団法人 日本サッカー協会/株式会社リバースプロジェクト/NPO 東京画

プログラム
PART1 13:30〜14:45
Opening Act
『島の時間 1』 映像: 蓮井幹生 Mikio HASUI
基調講演 「静かなる革命」
石田秀輝氏 Hideki ISHIDA
地球村研究室代表社員 / 東北大学名誉教授 / 同済大学客員教授 (中国上海市 理工系大学)
認定非営利活動法人ものづくり生命文明機構 副理事長
認定非営活動法人アースウォッチ・ジャパン 副理事長

ヴィデオ・メッセージ
岡田武史氏 Takeshi OKADA (Vol.51 取材)
日本サッカー協会副会長/サッカー日本代表チーム元監督/富良野自然塾フィールド・ディレクター


龜石太夏匡氏 Takamasa KAMEISHI (Vol.68 取材)
株式会社リバースプロジェクト 共同代表/俳優/脚本家


休憩 14:45〜15:00
PART2 15:00〜17:00
パネル・ディスカッション
パネラー3名による20分程度のプレゼンテーションの後に、議論を展開
―――
エネルギー未来図 Energy in the Future
パネラー
槌屋治紀氏 Haruki TSUCHIYA
私たちの未来
システム技術研究所 所長
東京大学工学部機械工学科、同大学院博士課程修了。工学博士、システム工学専攻。
1979年(株)システム技術研究所を設立。電子ブックの開発、太陽電池コストの学習曲線による分析、持続可能なエネルギーシステムの研究を行っている。2010年より太陽光発電の技術者を養成 する京都エコエネルギー学院・学院長を務める。IPCC報告書の作成に協力し、2007年IPCCのノーベル平和賞受賞に際しては協力証書を授与された。 著書:『エネルギー耕作型文明』(東洋経済、1980)/『燃料電池』(筑摩書房、2003)/『調べてみようエネルギーのいま・未来』(岩波ジュニア新書、2003)/『これからのエネルギー』(岩波ジュニア新書、2013)/共訳:『ソフトエネルギーパス』(時事通信社、1979)
―――
環境未来図 Ecology in the Future
パネラー
南川秀樹氏 Hideki MINAMIKAWA
私たちの未来
日本環境衛生センター理事長/元環境省事務次官/東京経済大学経済学部客員教授/早稲田大学客員教授
1974年環境庁(当時)に入り、その後、環境省において、地球環境保全、水俣病、化学物質、廃棄物・リサイクル、各種公害への対策に取り組む。2011年3月11日の東日本大震災後は、事務次官として、福島第一原発事故による放射性物質の環境中への拡散により汚染された福島県および周辺地域の除染を進め、更に、新たな原子力規制組織である、原子力規制委員会の設置を担った。地球規模の環境問題に対し、地球環境局長、地球環境審議官として、温暖化交渉や技術移転に取り組む。現在は、日本環境衛生センター理事長に加え、廃棄物団体連合会会長として廃棄物リサイクル産業による経済活性化への貢献を模索する。
―――
コミュニティー未来図 Community in the Future
パネラー
石田秀輝氏 Hideki ISHIDA
私たちの未来
地球村研究室 代表社員/東北大学名誉教授/同済大学客員教授(中国上海市 理工系大学)
認定非営利活動法人 ものづくり生命文明機構 副理事長
認定非営活動法人 アースウォッチ・ジャパン 副理事長
1953年1月1日 岡山県生まれ。1978年、伊奈製陶株式会社(現(株)INAX / LIXIL)入社。
技術戦略会議・環境戦略会議兼任議長、取締役CTOを歴任。専門は地質・鉱物学をベースとした材料科学。ものづくりと暮し方のパラダイムシフトに向けて国内外で多くの発信を続ける。特に2004年からは自然のすごさを賢く活かす『ネイチャー・テクノロジー』を提唱。また、環境戦略・政策を横断的に実践できる社会人の人材育成や子供たちの環境教育にも積極的に取りむ。 50歳の時に大学教授に転身し、より開かれたシーンでユニークな環境活動を展開する
Closing Act
『島の時間 2』 映像: 蓮井幹生 Mikio HASUI
PART3 17:15〜18:00

パネリストの皆様との懇親・意見交換会 (飲み物+軽食のサービス)
参加お申し込み/お問い合わせ
本シンポジウムへのお問い合わせと参加申し込みについて
メール: info@klee.co.jp
株式会社クレー・インク: tel 03-5410-1277 (11:00〜17:00 平日)
『エコビーイング』とは
エコビーイングは、21世紀の到来を目前にしていた1999年、“もっと地球と話そう”とキャッチフレーズに、健康な地球を次世代に伝えるWebフォーラムとして産声を上げました。
“地球環境”と真正面から向き合うにあたり、既存の価値観に偏重することなく、未来から現在を見つめるというバックキャストな視線で、多様な価値観や持続可能な方法論や最新技術を紹介し、“今、何を感じ”、“今、どのように行動すべきか?”ということをテーマとするWebフォーラムです。
これまでにご登場いただいた128名の方々は、そのような価値感、方法論、技術論、ビジネス論の具体的な提示者であり、実践者だと言えるでしょう。そして、皆さんの考え方の根底に、かけがえのない私たちの地球を、未来にしっかり受け渡してゆく、その重大な責任をしっかり果たしてゆく、あえて言えば”新地球人"としての自覚を共通にお持ちです。
私たちは、エコビーイング(=エコロジー+ビーイング)という言葉に、地球全体の生物をファミリーとして考える人、そして地球のための新しいマナーを実践する人、という二重の意味を託しています。本来、エコロジーという言葉には、人間も生態系の一部にすぎない、すべての生き物は自然環境と調和・共存し、繁栄を目指すものという思想があります。
エコビーイングという言葉と実践で、新しい風が、日本でそして世界で力を増すことを応援してゆきたいと私たちは心から願っています。
『エコビーイング』は
PDCA(plan-do-check-act)の
原則にのっとって行動しています
P:plan(計画する)
上記基本思想に合致した世の中の動きをフォローし、伝えるための計画をつくる。

D:do(伝える)
アクティブな行動を展開する専門家たちの思い、活動を具体的に紹介する。

C:check(評価する)
素晴らしいと感じたことやサイトとの相互リンクを積極的に行い、
サイトへの意見を募集し紹介する。

A:act(学び、行動する)
新しい状況を察知し、学び、行動を起こす。