エコ作の生産工場を訪ねて

1958年の創立以来、日本を代表するホテルとしてチャールズ皇太子や故ダイアナ妃等の多くの国賓をお迎えしてきたホテルオークラ、日本を代表するオークラホテルズ&リゾーツとしてさらなる飛躍を遂げるグループの関西の拠点のひとつとして平成元年にオープンしたホテルオークラ神戸。“Best Accommodation”、“Best Cuisine”, “Best Service”と、ホテルの評価を定義する3つの要素、“宿泊”、“食”そして“サービス”の全てにおいて“最上のものを提供する”をモットーに掲げるホテルオークラ神戸の“食”を統括する神谷政雄総料理長にお電話でインタビューしました。



編集部

まずホテルオークラ神戸では、《エコ作》がどのようにお客様にサービスされているのか教えていただけますか?

神谷

私どものフレンチレストラン、【レストラン エメラルド】、コーヒーショップ【レストラン カメリア】、そして人生の門出を祝う婚礼のコース料理でも使っております。月間で1000パックは使わせていただいているはずです。

編集部

《エコ作》を採用されたポイントは何ですか?

神谷

私どものホテルが掲げる“食材”へのコンセプトにぴたりと嵌った素材だったからです。ホテルオークラ神戸の“食”へのコンセプトは大きくふたつあります。

まずひとつ目は21世紀の世界共通の課題、“安全で安心、かつ美味しい食の追及”です。 そしてふたつ目は“スローフード”に代表されるように、神戸だからこそ提供できる“産地ならでは地域に密着した最高の食”の提供。神戸はご承知のように“神戸ビーフ”という世界に誇る牛肉があります。 そしてシーフードは瀬戸内海の豊富な海産物に恵まれています。この最高のメイン素材と共に供される野菜は、それにふさわしいクオリティでなければなりません。 清潔な水耕栽培で生産される《エコ作》は食の安全という点で申し分ありませんし、その繊細な食感はまさに私の求めていたものです。

神戸しかできない、神戸だからこそできる最高の食を提供する、これが私に課せられた重要な使命ですから素材選びには高いハードルを設定していますし、常に神経を尖らせていますよ。

編集部

素材選びはいつもどのようにされているのですか?

神谷

日々の食材選びには目を光らせていますが、フードフェアなどにもまめに足を運ぶようにしています。《エコ作》について言えば、その情報を得てから私自身、三田にあるグリーンハウスにも見学に行きました。自分が納得できる素材であるという確信を得られないと、お客様には出せません。私は自分の舌と足を使って判断しています。

編集部

実際に《エコ作》を使っていらっしゃっての感想をお聞かせいただけますか?

神谷

まず、水耕栽培による清潔なパッケージとその新鮮度は調理場で好評です。何しろロスが非常に少ないことはありがたいですね。収穫から出荷までの時間が短いことが理由なのでしょうが、その新鮮度には信頼を寄せています。

編集部

お客様の感想はいかがでしょうか?

神谷

おかげさまで好評ですよ。私どもが提供している食材全ては、ホテルオークラの評価基準をクリアしたものばかりですが、“神戸の地野菜”である《エコ作》の新鮮で繊細な味わいがお客様にお楽しみいただけているようです。

●ホテルオークラ神戸/http://www.kobe.hotelokura.co.jp